この列車が好きで、
何度も何度も見に来たよ。
窓から見える景色が好きで
何度も何度も乗ったよね。
あの時見た星たちは
今夜はどこの空にいるのだろう。
窓から見えたあの川は
本当は星の集まりだと言ってたね。
車輪が水しぶきを散らし、
遠くにはくちょうを追いかけながら
一生懸命走ったね。
ぼくは座席に身を任せ
行き先も決めず、
ただただ星を眺めてた。
だけど、これからは
ぼくが列車を走らせる。
自分の列車を走らせる。
今度は次の人を乗せてあげてね。
その人の心を救ってあげてね。
ぼくも、この星で、
誰かを助けてあげられるよう、
これからは、
自分の列車を走らせる☆