2015年3月27日

ここから見る夕日が好きで、
時々こうして歩くんだ。

背の高くなった子供たちの影が
ひとつ、またひとつと消えていく。

さっきまでいた犬の散歩のおじさんも
どこかへ行ってしまったみたい。

みんなどうして帰っちゃうの。
夕日がこんなに綺麗なのに。

日が沈み、星達が輝きだす頃
音もなく走り出す写真と言葉の定期便。

星鉄深夜便。
今夜もスタートです。

夕日を見ているとね、
言葉を忘れてしまうんだ。

だんだん寂しくなってきて
誰かに会いたくなってくる。

だけどそのあと、少し元気になってきて
もう少しがんばってみようって思うんだ。

そのとき、おうちに帰るんだ。